連絡事項、作品への言い訳、どうでもいい日常などなど・・・。
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つまらない宝物
誰かにとってつまらない物も、他の誰かにとっては宝物であることもあるのだと、少女は初めて気がついた。
この恋を知ってから。
あの人が拾った、なんでもない貝殻。
小さくて少し欠けている、淡く桜に染まったような、可憐なそれは、金銀珊瑚あらゆる高価な宝石の前に、輝きなど誰も見出せないだろうけれど。
「いつとは言ってやれないが、次逢うための約束の代わりに」
あの人は小さく笑ってそう言った。
たとえほんの気休めでさえ、それは私にとって、何よりも輝いて見えた。
何より愛しい、大切な、宝物。
あれから長い時が流れた。
忘れ去られた約束に、ずっとしがみついていたけれど。
何よりも美しかった輝きは、今は色褪せた、つまらない宝物。
ー了ー
COUNT TEN.様からお借りしたお題を使用しています。
お礼兼リハビリの第二弾SSです。
いや、SSとは呼べないほど短くてすみません。
尚陽であるようなないような・・・。
どちらかと言えば末声寄りですね(^^;)
誰かにとってつまらない物も、他の誰かにとっては宝物であることもあるのだと、少女は初めて気がついた。
この恋を知ってから。
あの人が拾った、なんでもない貝殻。
小さくて少し欠けている、淡く桜に染まったような、可憐なそれは、金銀珊瑚あらゆる高価な宝石の前に、輝きなど誰も見出せないだろうけれど。
「いつとは言ってやれないが、次逢うための約束の代わりに」
あの人は小さく笑ってそう言った。
たとえほんの気休めでさえ、それは私にとって、何よりも輝いて見えた。
何より愛しい、大切な、宝物。
あれから長い時が流れた。
忘れ去られた約束に、ずっとしがみついていたけれど。
何よりも美しかった輝きは、今は色褪せた、つまらない宝物。
ー了ー
COUNT TEN.様からお借りしたお題を使用しています。
お礼兼リハビリの第二弾SSです。
いや、SSとは呼べないほど短くてすみません。
尚陽であるようなないような・・・。
どちらかと言えば末声寄りですね(^^;)
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